就労継続支援B型とは、障害のある方が一般企業への就職が不安、あるいは困難な場合に、雇用契約を 結ばないで軽作業などの就労訓練をおこなうことが可能な福祉サービスのことです。 障害や体調にあわ せて自分のペースで働くことができるため、一般就労や就労継続支援A型事業所への移行に必要なスキルを習得することが期待できます。
例えば、「就労移行支援事業を利用したが、必要とされる体力や職業能力の不足などを理由に、就労に結びつかなかった」「年齢や体力などを理由に離職したが、生産活動を続けたい」という方などが対象となります。
就労継続支援B型でできる事
支援員のサポートを受けながら心身の状態に合わせて自分のペースで働くことができます。「週1回」「1日2時間」など、体調を考慮して自分のペースで働くことができる点が大きな特徴です。また、自分の行った作業に対して工賃を受け取ることができます。
e-ラーニングでITスキルをアップしたりデータ入力などの仕事経験を経て、ステップアップの一環として、就労継続支援A型事業所への移行や
一般企業への就職を目指すこともできます。ITだけでなく経験を積んでいくことで職人への道も開けるかもしれません。
就労継続支援B型は一定の条件を満たせば、どなたでも利用可能です。
・障害者手帳をお持ちの方。
・身体障害・知的障害・発達障害を含む精神障害や難病のある方で以下のいずれかの条件を満たす方。
・就労経験があり、年齢や体力の面で一般企業での就労が困難となった方。
・50歳に達している方。
・障害基礎年1級を受給している方。
・就労移行支援事業者などによるアセスメントで就労面の課題が把握されている方。
※障害者手帳がなくてもB型事業所を利用できることがあります。
医師の判断や定期的な通院があれば、自治体の判断によって入所が可能な場合がございますので、市町村の窓口にお問い合わせください。